古閑 悠也(CV:菓子宮)
1年前。私は兄に監禁された。
裸で物置に閉じ込められて、毎日殴られて、犯された。
だけど、あの時の兄の目が、忘れられない。
寂しそうで、苦しそうだったあの目が。
兄を置いて東京に逃げ帰ってからも、
何も話さない私に、彼は疲れ切って出て行ってしまった。
仕事もろくに出られなくなった。
あの日々に支配され続け、結局何もかも失った。
貯金を擦り減らしながら生活していた私に
見覚えのある番号から、電話がかかってきた。
兄だ。
どうしよう。
恐怖の記憶が駆け巡る。
だけど私は、電話に出てしまった。
『……お前か?』
☆Coming soon☆